歌うということ

どうして僕は歌を歌うんだろう?

今でも歌い続けているんだろう?

いや、ライブはやってないから、正確には歌を作り続けてるというのかな。

もうはじまりは、随分と昔だ。

まだ中学生だった頃、尾崎豊を聞いて
はじめて歌というものに心を奪われた。

あの頃は毎日尾崎を聞いてた。
乾いた心に、歌が浸み込み、僕は癒されていた。

多分、もう二度とあんな風には、音楽は聞けないんだろうな。
それは仕方のないことだ。

それが、いつからか、尾崎みたいになりたいって
憧れに変わっていった。

だから高校にも行かなかった。
行く意味が見つからなかったから。

本気で、英語や数学なんかの勉強をする暇があったら
曲を作っていたいと思っていたんだ。

だから同級生たちが高校に行っている間、僕はバイトをしながら
詩を書き、ギターを弾いて曲を、ただ只管作っていた。

いつか東京に行く日を夢見ながら・・・。

そして18歳になり、同級生たちが高校を卒業するころ
僕は、大分県から東京への上京を決めた。

もちろん親の協力なしでは難しいので
親には東京の音楽の専門学校に行くということで、授業料を出してもらい
寮ではなかったけど、学校に斡旋されたアパートで、はじめての一人暮らしを
そしてはじめての東京生活を開始することになった。

今でも、あの頃のことは鮮明に憶えている。

はじめての東京、未来は希望でしかなかった。

もう東京の空気を吸っているだけで
夢に近づいている気分だったんだ(笑)

でも音楽の専門学校にも行ってたけど
何の役にもたたなかったなぁ。

まぁ中卒なので学校法人には入れないので
大したところじゃなかったのだけど・・・。

そんなまま、ずっとなりたい気持ちだけをこじらせて
何十年と経った気がする。

でも、あの頃の方が中途半端で
今の方が本気なんだよね。

まぁ今の中身のまま、あの頃に戻れたら無敵なんだろうけど
仕方ないよね、色んな経験をして今があるんだし。

多分最初からなんだろうけど、僕は歌を作るということに重点があって
あまり歌いたいという気持ちはなかった。

だから他人の曲で歌うことには、全く意味を見いだせないのだけど
今は、自分の歌を歌うことは重要だと思ってる。

やっぱり一番上手く表現できるのは自分だし
そうでなければならないと思うから。

才能があるとかないとか
歌が上手いとか下手だとか
そんなんじゃなくて

歌を作って歌うことは、俺の天職なんだよ。

今なら胸を張って、そう言えるから
残りの人生、音楽と共に生きようと思います。

どっちにしろ、今更潰しも効かないし
後戻りなんかできないから、この道を進むしかないんだよね。

もう仲間もいなくなってしまったけど
どこまでも独りで生きていく道が待っているだけだけど

後悔だけはしてないです!!

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